都粕漬

その昔、地方により都に魚介類を献上するには、塩漬けのものが多く、
その塩を抜いて美味しく食べるために、水につけたり・お湯で茹でたりしました。

その中でも、最も贅沢な方法として、位の高い人達が好んで行ったのが酒粕に漬ける方法でした。
この方法に独特の工夫を加え、皆様のご嗜好に合うように漬け込んだのが都粕漬でございます。

踏み込み酒粕

酒造りは、秋、米の収穫と共に始まり春の訪れと共に終わり、
また収穫の秋に始まります。

酒の仕込み樽は木製でした。
その為に夏の樽の空の間、乾燥を防ぐために酒粕を樽の中へ、
隙間なく踏み込んでいくのです。

酒粕は、夏の暑さに発酵を繰り返し、時という助けを借り、
味も香りも素晴らしい物に生まれ変わります。

現代の酒蔵では、木製の樽はステンレス製に変わり、
乾燥の心配もなく手間・ひまの掛かる事は行われません。

当店では、栃木県小林酒造様の協力を得て、
昔ながらの方法で踏み込んだ「踏み込み酒粕」を使用しております。